
炎の影は、見る人によって様々にその姿を変える。
時には暖かな母の胸であり、また時には、すべてを焼き尽くす恐るべき魔女の爪であり―
19世紀にメリメが描いたドン・ホセの転落の物語は、神秘の女「カルメン」を生んだ。
あまりにも官能的で、挑発的で、魅惑的な魔女―
だが何故彼女は、自分の運命を知りながら、ホセの刃を胸に受けたのか?
ホセの処刑前夜。彼のもとに三人の亡霊が訪れる。
いづれもカルメンの魅力にとらわれ、ホセの手によって命を奪われた男たちだ。
彼らの言葉によって露わにされていくカルメンの姿。
いま炎の女・カルメンの影が、浮かび上がってゆく―


19才のやんちゃな少年・ハロルドと、79歳のチャーミングなお婆ちゃん・モードが、
ふとしたきっかけで知り合い、次第に惹かれ、ついには、恋に落ちてしまう…!?
人の心の純粋さを素敵に表現した、心温まる、コメディチックなラブストーリー。